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Nectar

第3章 新たな出会い

ー蓮sideー

急いで隣のマンションまで行くと、ハルがエントランスまで下りてきてて中から開けてくれた。

「ごめんね…」と泣きそうな顔のハルの肩をポンッと叩き、その人の部屋へ案内してもらった。

蓮「…はぁ。」

やっぱりその部屋のリビングのソファーで眠っているのは愛梨。

タマを抱いて、気持ちさそうに寝てる。

遙稀「蓮…」

心配そうなハルに“大丈夫だから”と目で合図をした。

蓮「愛梨…愛梨、起きて…」

いきなり名前を呼びながらその女の子の肩を揺すった僕に、ハルは驚いている。

愛梨「ん…?」

蓮「起きた?」

愛梨「え?!何で末っ子が居るのよ!勝手に入ってきたの?!」

蓮「勝手に入ってきたのは謝るけど…ソレ…」

タマを指差すと、愛梨がハッとしている。

愛梨「あぁ、タマ!あれ?ハルは?!」

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