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Nectar

第4章 意識

違う。

その“ごめん”じゃなくて…

愛梨「ごめんなさい、私…」

蓮「あ~僕またフラれる?(笑)」

愛梨「ごめん。蓮、私は…」

蓮「あっ!名前…やっと呼んでくれた(笑)蓮って…」

そんな事でいちいち喜ばないでよ…

こんな時のあしらい方なんて、とっくの昔に忘れた。

きっと私の恋愛偏差値なんて中学生以下。

だって何年も好きな人なんて居ないんだよ?

恋愛の“好き”って感情がどんなものかさえ忘れてしまうぐらい…

それに今は今で幸せなの。

恋なんて煩わしいものしたくないの。

だから…

蓮「本当はずっと名前で呼んでもらいたかった…」

ドキドキなんてさせないでよ。

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