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Nectar

第4章 意識

愛梨「え?!ちょっ、何やってんのよ!離して!!」

蓮「イヤだ。ちょっとだけ…」

愛梨「無理って!変態!離せ~!」

俺の腕の中でもがく愛梨。
抱き締めている腕がほどけないようにグッと力を入れる。

蓮「ねぇ…ちょっとはドキドキしてくれてる?男として見てよ…」

触れ合ってるところから伝わる鼓動は俺の?それとも…

愛梨「痛い目見たくなかったら離して…」

へ…?

いきなりの言葉に腕の力が緩むと、愛梨はすり抜けていった。

そしてタバコに火を付けて俺に向ける。

愛梨「またやったら火傷するからね?中入ってて。」

蓮「中で吸っていいよ?」

愛梨「歌手が何言ってんのよバカ…」

少し不器用な愛梨の優しさにまた胸を掴まれる…

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