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Nectar

第4章 意識

ー蓮sideー

愛梨はバレないように隠してるみたいだけど…

赤くなるところなんて見ると、ちょっとは意識してくれてるって思って良いんだよな?

別れ際に額にキスをして、キレられる前に逃げるように帰ってきた。

そして、宿舎の自室に入ると同時に鳴る携帯。

来た来た(笑)

愛梨「どういう事よコレー!」

蓮「何?今別れたばっかりなのに~会いたくなった?(笑)」

愛梨「は?バカじゃ無いの?それよりコレ何よ!私の部屋が末っ子だらけ~!」

そりゃそうだ!

ポスターあるだけ持って行って、貼れるだけ貼ったんだから(笑)

蓮「それだけあれば、いつも俺の事考えてくれるでしょ?(笑)」

愛梨「考えたくないわよ!だいたい、こんな大量の末っ子に見られながら眠ると思ったら気持ち悪くて仕方ない!」

うっ…

1日で3回も“気持ち悪い”って…

愛梨「はぁ…全部剥がさなきゃ…」

蓮「別に無理に剥がさなくても…」

愛梨「誰のせいでこんな事になったと思ってんのよ!…ってベッドの上!」

ベッドの上…?

蓮「あぁ、天井に貼ってあるやつ?それ愛梨には届かないでしょ?だからそのままにしといて(笑)」

愛梨「イヤ。何でアンタに見下ろされながら眠らなきゃいけないのよ。金縛りにでもあいそう。」

いや、俺そんな力は持ってない。

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