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Nectar

第4章 意識

愛梨「ベッドの上に台でも乗せれば届くはず…」

蓮「愛梨ダメ!落ちたらどうするんだよ!分かったから。今度俺が行った時に剥がすから。」

ただでさえ、今は酔っ払ってるのに…

愛梨「自分で剥がすからもう来なくていい。」

蓮「ダメダメ!本当危ないから!お願いだから…今日はもう寝て?ね?」

怪我でもされたらたまらない。

愛梨「ん~…でもっ」

蓮「布団かぶったら見えないから!…ね?」

愛梨「うん…」

蓮「じゃあ布団に入って?」

布が擦れる音が聞こえる。

蓮「入った?」

愛梨「うん…」

お酒のせいか…怒って疲れたのか…

愛梨は眠そうな声で素直に返事をした。

蓮「今日は本当にありがとう。愛梨の事いろいろ知れて良かったよ。じゃあ…おやすみ。」

愛梨「ん…」

その弱い返事の後、すぐに寝息が聞こえてきた。

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