テキストサイズ

Nectar

第5章 愛おしい君

ー愛梨sideー

今日も夢に末っ子くんが出現。
そして今日はなぜかベッドの上。

愛梨「ん…また出てきたな、末っ子」

どうせいつもの感じなんでしょ?
もう勝手にしてよ…

愛梨「またギュッて…するの?もう…好きにして…」

広いダブルベッドの半分を明け渡した。

少しの間の後、そこに入ってきた末っ子くんはいつもより控え目に抱き寄せてきた。

この夢にすっかり慣れつつある私は、心地良すぎるこの空間に逆らう事なく、末っ子くんの胸に顔を寄せた。

驚くほどリアルに聞こえてくる速い鼓動。

それと同じ速度で自分の心臓も動いているのが分かる。

思い出される親友の言葉の数々…

“もう立派な大人なんだから自分の気持ちぐらい把握して”か…(笑)

認めたく無いけど…

私は末っ子くんの事を好きになってしまったのかな?


………

……




ん…朝?

う~気持ち悪い。頭痛い。

完璧飲みすぎたな…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ