テキストサイズ

Nectar

第5章 愛おしい君

蓮「え?!本当に?!」

末っ子くんはガバッと起きて、私と向き合うように座った。

蓮「愛梨…俺の事…好き?」

悔しいけど…

否定出来ないくらい、私の身体は正直すぎる。

こんなにドキドキして…真っ赤になって…

蓮「俺と…付き合ってくれる?」

私は覚悟を決めて、小さく頷いた。

蓮「愛梨ーーっ!!」

いきなり強く抱き締められた。

愛梨「でっ、でも!!!」

慌てて声を出した私に、末っ子くんはキョトンとした顔をしながら離れた。

愛梨「…ヤらせてあげないよ?それでも…いいの?」

怖かった。

彼氏居ない歴6年の私。

良い年して6年も恋をしてなかった私の相手が今を時めくアイドル。

遊ばれちゃうんじゃ無いかって…

KH「何それ…」

今までに聞いた事ないような低い声…

怒ってる?
やっぱりそれ目当てだった?

蓮「なめてんの?誰がヤらせてくれなんて言った?」

怒りにも哀しみにも見える瞳…

蓮「人の本気が分からないなんて…最低。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ