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Nectar

第6章 後悔と進展

ー愛梨sideー

二日酔い状態で泣き続けた私は体調の悪さMAXでトイレにこもっていた。

吐き慣れていない私はいくら酔ったって吐けなかったのに…

エンドレスな吐き気に、意識が遠くなるほどの頭痛。

心も身体も苦しくて涙は止まらない。

仕事が休みでよかった。

何とか薬を飲み、少し眠ると体調はいくらか良くなったものの、気持ちは重くなるばかりだった。


………

……




次の日も泣き過ぎて酷い顔だし、体調も悪いまま…

あれからずっと食欲も無い。

だからと言って社会人な私は簡単に仕事を休める訳でもなく、いつも通り出勤して同僚や顔見知りの患者さんにも心配される始末。

どんどん自分が嫌になる…

まさに自己嫌悪。

免疫力が低下していたためか、病院で風邪を貰ってしまい、数日後には熱まで出てしまった。

そんな私を見兼ねた上司に半強制的に休暇を与えられた。

休んだりしたらみんなに迷惑がかかるのに…

まぁこんな身体で仕事しても余計に迷惑かけるだけか。

薬を飲んでも熱が下がるのは一時的なもので…

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