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Nectar

第6章 後悔と進展

深夜に目が覚めて、また薬を飲もうと思うと冷蔵庫にはお酒しか入ってなかった。

仕方ない…

パーカーを羽織って外に出た。

フラつきながらコンビニへ行き、水のペットボトルを手に取る。

しかし熱のせいか、手が震えて落としてしまった。

視界が歪む…

ヤバい、また熱が上がったな…

なんて冷静に考えながらも、ペットボトルを拾う事すら出来ずにその場にしゃがみ込んだ。

はぁ…どうしよ…

「あの…大丈夫ですか?」

聞き覚えのある声に頭を上げると…

大和さん?!

大好きな大好きな…

愛してやまない大和さんが目の前に居る。

いつもなら大喜びのはずなのに…

今は大和さんでさえ、私が傷つけた彼を連想させるものでしか無かった。

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