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Nectar

第6章 後悔と進展

ー愛梨sideー

大和「さすがに女の子の部屋には入れないから…ここで。お大事にね。」

テレビで見る変態っぽいキャラとは違って、玄関の前でそんな事をいう紳士的な大和さん。

愛梨「すいません。本当にありがとうございました。」

1人だったらココまで無事にたどり着いていたかどうか…

大和「いえいえ(笑)その代わり、もうすぐ新曲出すからたくさん応援してくださいね!」

愛梨「はい。もちろんです。」

大和さんに促されて部屋に入ると、ドアの向こうでエレベーターに向かって行く足音が聞こえた。

薬を大和さんに貰った水で流し込み、ベッドに横になった。

はぁ…さっきまで隣に大和さんが居たんだよね…

今になってみるとあり得ない事実。

それに対して驚くほど冷静な自分。

熱で意識が朦朧としているせいなのか…

それとも他の何かに頭の中を支配されているのか…

薬が効きはじめ、呼吸が楽になるのを感じながら眠りについた。

夢の中が…1番幸せかもしれない…

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