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ー蓮sideー

2人の姿を見てしまったあの日から3日が過ぎた。

相変わらず今まで通りに接してくる大和を見てると、イライラして仕方がない。

俺は全部知ってるんだ。

バカにするのもいい加減にしろ…

そんな気持ちがいっぱいで、仕事を終えて帰ってからもずっと自室で過ごしていた。

リビングから聞こえてくる耳障りな大和の笑い声から逃れるように布団の中に潜り込んだ。

枕元に置いてある携帯が震え出したけど出る気になれない。

いくら経っても鳴り止まない着信にイラっとして携帯を手に取ってディスプレイを見た。

蓮「…愛梨？！」

それは愛梨からの着信だった。

何だよ！今更何の用だよ！

しばらくすると、一旦切れてまた鳴り出す。

仕方なく通話ボタンを押した。

蓮「はい…」

「もしもし？蓮さん？！由奈です！分かりますか？」

電話の相手は愛梨ではなく、1週間前と同じように由奈さんの声が聞こえてきた。