無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「っ、ひぁん……っ」

　待ち望んだ刺激に、腰がびくんと跳ねてしまう。
　夕謡がさらに舌を押し当ててきて、そのままれろれろと嘗め回される。包皮を剥くように境目をつつかれると、甘い嬌声が漏れてしまうのを止められない。

「あん、あはん……っ、ひん、はぁぁあ……っ」

（気持ち、いいぃ……っ！　夕謡の舌、気持ちイイよぉ……っ）

　次から次へと蜜が溢れて止まらない。
　舌で包《くる》まれ、小刻みに揺らされる。くちびるごと吸い付かれ、口の中で舌を上下左右から打ち付けられる。そのどの刺激もたまらなく甘美で、わたしをさらに乱してゆく。

「ゆ、うたっ、ゆうたぁ……っ！　イイ、きもちい、よ……っっ」

　あまりの快楽に、わたしはすすり泣くように喘いだ。

「詩菜のクリトリス、とっても感度がいいね。もっともっと感じて……」

　夕謡がどこかうっとりとした声でささやいた。そして今度は、舌をすぼめてちゅぷちゅぷと吸い付いてくる。

「は、ぁ、ん……っ、い、いっちゃ、いっちゃう……っっ」

　とてつもなく甘美な瞬間が近づいてくる。今日の昼間に初めて知ったその感覚に、すでにわたしは魅了されていた。
　――イきたい。あの快楽を全身で受け止めたい。

　じゅぷじゅぷと音をたてて激しく吸い上げられながら、舌で小刻みに弾かれる。頭の神経が灼き切れてしまいそうだ。