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囚われたひな

第1章 開発・1


「そ、そんなことより。この状況を説明してください、ここはどこですか?わたしはっ」

「すこし、うるさいですね。説明はしますがだまっていてもらえませんか?」

すこしひやりとした声音に、思わず口を閉じる。


「あなたは、我々に売られました。吉見 日向(よしみ ひなた)。これからは、ひなという名前になります。身長157センチ45キロ。Cカップ。処女ではないという事ですので、この館で開発後、転売されることになりますね。」

「か、かいはつ……?」


「……黙れといったはずですが」

そういうと、彼は近くの棚からテープを取り出し、短く切った。

「ご、ごめんなさ……んんっ」

謝罪も虚しく、口に貼り付けられた。

鼻で息をすることしかできない。

「さて、さっそくですが、開発……今日は状態検査からですね。そうそう、わたしは担当官のイツキと言います。まぁ、覚えなくてもいいです。わたしは無駄が嫌いですから、ある程度協力してくださいね。」


そういうと、彼は掛けられていたシーツを一気に剥がした。
胸も下半身も全てがあらわになる。腕は拘束されているので隠すこともできない。

「んんっ」

恥ずかしさに抗議して唸ると、じろりと睨まれた。

せめてとすこしだけ曲がる膝を立てるがなにも隠すことはできない。

彼の視線(見えているかわからないが動きを見る限りみえているだろうから)が恥ずかしく、顔を背けた。

(どうしてこんな目にあうの?売られたってなんなの?院長先生が……どうして?)

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