テキストサイズ

不器用同士

第78章 体育の授業

「助かる。じゃあもう1回ダンスだけ。行ける?」
「大丈夫だよー」
「サビ以外歌える人歌っていいよ」
「分かった」「OK♪」

〜♪

「蘭、どう?」
「さっきよりはいいと思うけど響のキレがよすぎて浮いてるから他の子もうちょい頑張って」
「分かった!」「もっと練習しなきゃ」
「じゃあまた放課後ね」

全員頷いてた
俺もサンドリヨン覚えないとな…

放課後に蘭が第一声を発した

「えーっと、パート分けしたからこの歌詞カード見て歌ってね」
「分かった!」「早く覚えないと」

蘭も仕事早いな
流石響蘭

「とりあえずダンス無しで歌ってみよ♪」
「うん!」

〜♪

おー
ちゃんと1人1人が分かるようにパート分けされてる
響の声しか聴いてないけどw

「うん!いい感じじゃん!じゃあ次は歌詞カード持ったままできるだけダンスして踊ってみよっか」
「分かった!」

〜♪

さっきよりばらつきは減ったな
だけど声が揺れたりする奴がいるな…

「響、ちょっと休憩させた方がいいと思うぞ」
「あ、そうだね。10分休憩ね〜」
「OK…」

「聖が止めてくれなかったら誰か倒れてたかも…ありがと」
「おうw」
「聖くん…」

おー、誰かと思えばビッチではないか
マジだるい
鬱陶しい

「ん?」
「花梨は…花梨は諦めないから」
「勝手にしろ。練習行け」
「…うん…」

響との時間を邪魔しやがって…

「聖ー、言い過ぎw」
「そうか?」
「辞めちゃったらどうするのよーw」
「…あー…分かった…気をつける…」
「ありがと」

それから何回か練習してた

「えっと、多分黒崎くんに資料渡されたかと思うけど来週の土曜に動画撮影だからセリフ覚えてね」
「分かった」「OK」
「じゃあ今日はここまで。また明日♪」
「また明日〜」

やっと終わった…

「聖帰ろ♪」
「ああw」

「おい誰の車だよ」「フェラーリか?」「マジかっこいいな…」

よりによって赤かよ…
有栖川って奴目立ちたがり屋なのか?

「響様、参りました」
「ありがとう!」

「また響か」「あいつ誰だよ」「様付け!?」「小野もいるな…」

ガヤは黙ってくれ…

「聖ー、帰るよ」
「あ、ああ…」

疲れた…
金持ち感覚にまだ慣れない…

「響様と小野様に主人から贈り物を渡されております」

信号が赤になってから城之内が箱を2つ渡してきた
中には…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ