テキストサイズ

不器用同士

第85章 作戦会議

「じゃあ2人共通のできない所から始めるよ」

うーん…
飲み込みが悪い…
今日中に仕上げねば…

15分後

「うん。だいたいできたから蘭の所行って『僕らは今のなかで』の練習してきて」
「「はーい」」

イラつくわぁ…
もう1人も早く終わらせないと…

「雛ちゃん、踊るよ〜」
「うん!」

雛ちゃんは分からない所が少なくて助かった
もうちゃっちゃと終わらせて全員曲の合わせしたい…

10分後
やっとできるようになった…
疲れた…

「皆!合わせするよー!」

それから1曲ずつ合わせして解散した

プルルル…

「ん?誰だろ…」
「出てみれば?」
「そうだね」

「もしもし」
〈○○テレビの上村です。今お時間大丈夫でしょうか〉
「あ、大丈夫です」
〈上司が明明後日…つまり月曜日ですね。月曜日には取材に入りたいと言っていまして…〉
「月曜日…条件の方はどうなってますか?」
〈それなんですが…我々でYouTubeなどの再生回数、コメントを見て統計を取った所1週間もかからないうちにYouTubeの再生回数が1万を超えていて、サインが欲しいというコメントが多数で異例中の異例ですがこれはもうサイン会してもいいのではないのかと上司が言っておりまして…〉
「え!?…あ…失礼しました…ですが転売も考えられますよね」
〈サインされる人のお名前を書けばいいのではないでしょうか。それでも売られていた場合は今後サイン会は行わないにすればいいのではないでしょうか〉
「余計プレミアつきそうですけどね」
〈それはこちらで著作権使って何とかします〉
「え、できるんですか?」
〈プライバシーということで何とかします〉
「あ、はい…詳細はメールでお願いします」
〈分かりました。では、失礼します〉
「はい」

何とかします?
曖昧すぎて呆れる事しか出来ない…

「聖ー…サイン会やるって…」
「頑張れ」
「聖も巻き込んでやろうか?w」
「やめてください」
「人気になったらあるかもねw」
「男の人気は全て角谷に行け…」
「だいたい聖はサイン無いもんねw」
「そう。無いからやらなくていいよな」
「必死だねw」
「当たり前だw」
「さて、スーパー行こっかw」
「…はい…」

徹底的にお仕置きしてやる…
ピーマン料理大量に作ってやる…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ