無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「夫婦とかやめろ…///」
「…本当に夫婦とか言わないでくれますかね？💢」

風雅!!いいタイミングだ!!
だけど俺も死ぬ可能性が…

「面白かったのに…」
「「面白がるな!!」」「面白がらないでください!!」
「はいはいwさて、そろそろ僕は帰るよ」
「じゃあ風雅を駅まで送ってくれ」
「まだ帰りません!!」
「変人よろしく」
「了解w」
「ちょっと離してください!!」
「風雅…今度は私から会いに行くね。でも風雅があっちにいなきゃ私が会いに行けない…お願い…私は会いに行きたいの…」
「っっ///…変人さんよろしくお願いします」
「あ、聖くんいつ帰るの？」
「気が向いたら帰る」
「襲っちゃダメだよ？w」
「襲わねーよ!!さっさと帰れ!!クソ変態教師!!」
「はいはいw」

響は無自覚でこの演技できるのかw
これは演技力という範疇じゃないな…
まぁ変人達がすぐ帰ってよかった…

「聖」
「ん？」
「月曜聖の家行っていいかな？」
「…響が謝る必要無いだろ」
「あるでしょ。私利私欲で人の大事な息子を家族から引き離した」

引き離した…

「そんな事ない」
「家族がいるんだよ!?」
「…悪い…」

いつも思う
響が捨てられるような女じゃないって…

「私は家族がいない事に慣れてた…だから軽い気持ちで聖と住むことにした…だけど聖には家族がいる!!私のわがままはもう通用しないの!!」
「…じゃあ俺のわがままに付き合えよ」
「え…？」
「俺、ずっと響といたいんだけど」
「だからって親に説明できないでしょ!?」
「まぁな」
「だったら!!」
「俺は響のトラウマを少しでも消せる。ちょうど一緒に襲われた。だから一緒に住める」
「何それ…無理矢理作った理由…」
「提案したのは響だけど決めたのは俺だ。響が謝る必要無い」
「…それで聖がめっちゃ怒られるかもしれないんだよ…？」
「だから何だよ。響と一緒にいたいから決めた事だ。一緒にいて、響のトラウマも消せる。俺にしかできない事だ」
「…」
「電話してくる」
「でも!!」
「親父のスマホにかけるから」
「…分かった…」

めっちゃ怒られるだろうなー…
だけど響の私利私欲だけじゃない
俺の私利私欲もある
俺は響と片時も離れたくない
親父に伝えて納得させねーと…

プルルル…