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不器用同士

第109章 蘭とお父さんの襲撃

「……い」
「…………よ………き…」

何か聞こえる…?

「……起きなさい」

ん…?

「え!?神代さん!?何で!?え!?ちょっ!?はぁっ!?」
「驚きすぎじゃないか…?」
「いやー、朝からいい物見せてもらったねぇw」
「蘭までいるのかよ!!おい響!!起きろ!!」
「ん…あと2時間…」
「2度寝する場合じゃねーよ!!起きろー!!」
「ふぁ〜い……ん…?…え!?師匠!?蘭!?何で!?え!?ちょっ!?はぁっ!?」
「カップルして同じ反応とはw流石バカップルw」
「蘭もそうならないといいがな((ボソッ…」
「ん?お父さん何か言った?」
「「お父さん!?」」
「え!?私変な事言った!?」
「いや、変じゃないけど変」
「意味わかんないw」
「てか何で師匠が…」
「響も敬語使ったり師匠って呼ばなくてもいいんだぞ?」
「マジで!?じゃあお父さんアイス買って!!ゲームも!!」
「「「ガキだ…」」」
「てか何で部屋入ってこれるんだよ」
「鍵開けっ放しだったからねぇw」
「マジかよ!!」
「嘘w開けさせてもらったw」

そういえば響蘭でしたね
響蘭なら開けられますね

「で、蘭とし…お父さんは何で来たの?」
「蘭と出かけようとしたら蘭が響の家に行きたいと駄々をこねてな」
「こねてないでしょ!?」
「それより今何時だと思ってるんだ」
「ん?1時でしょ?」
「遅い」
「え!?まだ朝だよ!?」
「「朝じゃない」」
「はぁ…響をこんなガキにさせて悪いな…」
「いや、小野のせいじゃない…」
「ガキじゃない!!」
「神代さんと蘭は飯食ってきたか?」
「まだ食べていない」
「簡単な物作るから待ってろ」
「小野くん料理できるのかーw」
「少しだけな」
「あれが少しなのか…」
「食べた事あるの?」
「ああ。アクアパッツァとラザニアを食べた」
「…少しじゃないね」
「ああ…響の見ただけで作れるようになったらしい…」
「響のどこ見たら上手くなるのよ…」
「できた」
「おー。いい匂いじゃん」
「材料少なかったからスープパスタしか作れなかった」
「…レストランみたいだね」
「そうか?」
「早く食べよー!!」
「はいはいw」

あー…
人に出すの慣れねーな…
まずいとか言われたらどうしよう…

「何これ…美味しい」
「美味しいな…」
「うまぁぁ!!」

あー…
良かった…

「これが簡単とは思えないな…」

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