
不器用同士
第32章 二学期
響side
聖はギリギリまで私といてくれた
ホント優しいな…
4限だるいな…
「はーい、何するか決めるよーw」
文化祭委員は佐藤なんだよなー…
絶対私に話しかける…
「じゃあ、ステージ発表と調理・販売とただの販売と迷路とかそーゆーやつのどれがいいか決めて」
私はノータッチで静かにしてよう…
「決めたー?じゃあ多数決取るよ」
それぞれが手を挙げてる中私はぼーっとしてた
「樋口さんなんで上げないの?」
「…聞いてなかった」
「ふーん。じゃあ教えるね。俺達のクラスはステージ発表になったw」
「…あっそ」
あー…これは私が使われる気がしてならない…
まぁ…今日はテーマだけ決めて終わりになるだろ…
演技好きだけどこのクラスでのキャストは絶対やりたくない…
「樋口さん、テーマ聞いてた?」
「聞いてない」
「『恋愛』」
「…はぁ!?」
「で、キャストまで決まってるのよ。俺と阿部。俺は阿部の友達役。阿部はヒロインに恋される男役。そしてヒロインを樋口さんにやってもらいたいんだよねw」
「断る」
「樋口さん演劇部だったじゃん」
「どうせ放課後練習にも来ないんだろ。それに棒読みのままダサい演技しかしないんだろ?」
「そんな事ないよ?w阿部もめっちゃやる気だし」
「は?」
「だよな?」
「あ、ああ…」
「絶対やりたくない」
「そこを何とか!!」
「本気でやらない奴と舞台立ちたくない」
「本気ですって!!」
私は眼鏡に触れた
「じゃあ本気で台本覚えて、本気で放課後練習も来て、本気で練習するのか?」
「しますって!!」
「絶対来るのか?」
「来ます!!」
「阿部は?」
「えっと…」
「やる気無いな。私はこの舞台に全く参加しない」
「阿部!!やる気あるよな!?樋口さんと舞台立ちたいよな!?」
「ある!!けど何で響?」
「そりゃ演技力が凄いからだろ」
「私を舞台に立たせたいならお前達の意見は一切受けつけない。それでもいいなら立ってやるよ」
「「お願いします!!」」
「あと20分あるから佐藤は裏方に指示出せ。阿部、台本の指示する。来い」
「「はい」」
私は眼鏡に触れた
「私がお前の役、つまりリュウに告白するセリフは本番まで伝えない。本気で驚け。私の告白の後に『ごめん』って言うからそこから繋げろ」
「はい」
「指示終わりました」
「よし、台本読むぞ」
「「はい!!」」
聖はギリギリまで私といてくれた
ホント優しいな…
4限だるいな…
「はーい、何するか決めるよーw」
文化祭委員は佐藤なんだよなー…
絶対私に話しかける…
「じゃあ、ステージ発表と調理・販売とただの販売と迷路とかそーゆーやつのどれがいいか決めて」
私はノータッチで静かにしてよう…
「決めたー?じゃあ多数決取るよ」
それぞれが手を挙げてる中私はぼーっとしてた
「樋口さんなんで上げないの?」
「…聞いてなかった」
「ふーん。じゃあ教えるね。俺達のクラスはステージ発表になったw」
「…あっそ」
あー…これは私が使われる気がしてならない…
まぁ…今日はテーマだけ決めて終わりになるだろ…
演技好きだけどこのクラスでのキャストは絶対やりたくない…
「樋口さん、テーマ聞いてた?」
「聞いてない」
「『恋愛』」
「…はぁ!?」
「で、キャストまで決まってるのよ。俺と阿部。俺は阿部の友達役。阿部はヒロインに恋される男役。そしてヒロインを樋口さんにやってもらいたいんだよねw」
「断る」
「樋口さん演劇部だったじゃん」
「どうせ放課後練習にも来ないんだろ。それに棒読みのままダサい演技しかしないんだろ?」
「そんな事ないよ?w阿部もめっちゃやる気だし」
「は?」
「だよな?」
「あ、ああ…」
「絶対やりたくない」
「そこを何とか!!」
「本気でやらない奴と舞台立ちたくない」
「本気ですって!!」
私は眼鏡に触れた
「じゃあ本気で台本覚えて、本気で放課後練習も来て、本気で練習するのか?」
「しますって!!」
「絶対来るのか?」
「来ます!!」
「阿部は?」
「えっと…」
「やる気無いな。私はこの舞台に全く参加しない」
「阿部!!やる気あるよな!?樋口さんと舞台立ちたいよな!?」
「ある!!けど何で響?」
「そりゃ演技力が凄いからだろ」
「私を舞台に立たせたいならお前達の意見は一切受けつけない。それでもいいなら立ってやるよ」
「「お願いします!!」」
「あと20分あるから佐藤は裏方に指示出せ。阿部、台本の指示する。来い」
「「はい」」
私は眼鏡に触れた
「私がお前の役、つまりリュウに告白するセリフは本番まで伝えない。本気で驚け。私の告白の後に『ごめん』って言うからそこから繋げろ」
「はい」
「指示終わりました」
「よし、台本読むぞ」
「「はい!!」」
