サムライダー
第2章 ミオside
それからそんな騒ぎを目撃してしまった2週間後に東京にいるはずの母が珍しく札幌の邸宅に来た。
なんだってまたと思ってたらわたしと札幌の有力者の息子とでお見合いをさせたいのだそうな…。
(……えっなになに、見合いとな?……みあい〜ミアイイ〜〜!?死んでもヤダ〜!!)
いきなりそんな話になってもイヤに決まってるし、ちょうど母も執事もメイドたちも支度に大忙しなすきに邸宅を抜け出すことにした。
運よく誰にも見つからずに逃げられたのはよくてもわたしにはどこにも行くあてがなかった…。
仕方ないので見合い話を聞かされるまで着てたブラックのキャミソールワンピに素足。サンダルとかなんてあわててたからはくヒマなかったし。
どのくらい歩いたかはわかんない、ただ汗もかなりかいてワンピもぐっしょり濡れてるし1時間ぐらいかしら、あたりの道路も寂しい雰囲気の林道にたどりついた。
するとわたしの後ろからバイクの爆音がけたたましく聞こえてくる。
こんなかっこじゃまちがいなくエジキになりかねないのであわてて木の陰に身をひそめた。
なんだってまたと思ってたらわたしと札幌の有力者の息子とでお見合いをさせたいのだそうな…。
(……えっなになに、見合いとな?……みあい〜ミアイイ〜〜!?死んでもヤダ〜!!)
いきなりそんな話になってもイヤに決まってるし、ちょうど母も執事もメイドたちも支度に大忙しなすきに邸宅を抜け出すことにした。
運よく誰にも見つからずに逃げられたのはよくてもわたしにはどこにも行くあてがなかった…。
仕方ないので見合い話を聞かされるまで着てたブラックのキャミソールワンピに素足。サンダルとかなんてあわててたからはくヒマなかったし。
どのくらい歩いたかはわかんない、ただ汗もかなりかいてワンピもぐっしょり濡れてるし1時間ぐらいかしら、あたりの道路も寂しい雰囲気の林道にたどりついた。
するとわたしの後ろからバイクの爆音がけたたましく聞こえてくる。
こんなかっこじゃまちがいなくエジキになりかねないのであわてて木の陰に身をひそめた。