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サムライダー

第2章 ミオside

よりによって汗くさい…。そんな言いぐさなんかで喜ぶオンナいるかよ!



たぶんカルーイ見物気分のつもりがワケわからんオンナになぐられたのだ、さすがにサムライもなにが起こったか一瞬忘れてたご様子だったけど



「いってえなあ、テメエ!!」



…痛みで我にかえったようだ。そりゃそうだ、うかつに近寄るからだよ。



「フン、こっちだってねえっ」



どっちもどっちだとは思うけど。ひっこみつかないうえに足元みられたら誰だってキレるっしょ。



ムカついてるみたいな顔したサムライ男もわたしの勢いにひるんだみたい。



「あんたさっきバイク軍団とジャレてたでしょ」



自分でもなぜそう言ったのかわからないけど。思わず口走ってしまった。



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