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サムライダー

第2章 ミオside

大きな口をあけてサムライ男はわたしのセリフに呆然としている。



「…ヘッ ウソくせ〜」



まあ知らない女なんかにそんなこと言われてもこんな反応だよね、でも



「もう大丈夫だよ、涙をふいて…」



マジで驚いたからしっかり覚えてるしっ。続きを言おうとしたらサムライ男にまた口をふさがれた…。



よく見たら心なしかサムライの顔が赤くなってる…?



「ンー!? ンー!?」



コントみたいなわたしとサムライ…。2回も取り押さえたせいかぜえぜい言ってる。


「……お前よく覚えてんなあ…」



あきれたようにつぶやくサムライ。記憶に残るときは残るものなのさっ。



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