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サムライダー

第3章 それから…

風呂に入り、さっぱりしたし疲れもほぐれた。脱衣場で髪や体をバスタオルで拭いたらサムライの貸してくれた真っ白いTシャツを着て短パンをはく。



廊下の先にあるドアを開けたらサムライの出してくれた男もののサンダルに足を入れる。スチール製のシングルベッドに腰かけると



(………なんっか札幌に来てからいろんなことが起こるなあ……)



はじめてサムライを見かけたコンビニ付近でのお祭り騒ぎを皮切りに悪のヘルメット軍団(……このネーミングセンスマジでウケる)


そしてなんの因果か騒ぎを起こした張本人にお世話になるとは…。部屋をもう一度見渡すとエアコンがついててひんやりした風が風呂あがりの全身にやさしくあたる。



ちょっとぼーっとしてベッドの下に足をぶら下げてると毛のような感触がわたしの足もとに触れてくるような…?!



(〜〜〜なっなになに!?)


まさかヘルメット軍団が腹いせに〜!?……ってサムライの家がどこかも知らないヤツらに来れるわけないか……。



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