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ﾍﾞｯﾄﾞからおりるのも怖いので顔だけ下にしてのぞいてみる。



当たり前だけどｻﾑﾗｲの衣装や雑貨用のｹｰｽがいくつか置かれてる。そのわきに白い短毛の猫がいた。



｢ﾆｬｱｱｱｱｱ〜 〜｣



…………ﾏｼﾞで化け猫やﾓﾝｽﾀｰじゃなくてよかった……と心底安心できた。



｢……あんただったの…｣


つい気がぬけて動物に話しかけてしまった…。猫は黄色い両目がきれいで縦に黒い筋のような線がわかる。


動物は飼ったことないから気持ちやご機嫌はわかんないけど。1分ほどたってから猫はﾍﾞｯﾄﾞの下から出てきた。



緑色のｽﾁｰﾙ製みたいな棚を置いてある事務用の机の上に猫は慣れたようなそぶりで前足をそろえて座ってる。



しばらくたってｻﾑﾗｲが入り口のｼｬｯﾀｰをあけて戻ってきた。