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サムライダー

第3章 それから…

それからはサムライとわたしは同じスチールのシングルベッドで一緒に寝た。……言っとくけどセックスはしてないからっ。


お互いにストレスの満載してた日だったからかよく熟睡できた。おかげさまで朝の7時に目がさめた。



見慣れない部屋の風景に一瞬驚いたけどもサムライの世話になってることを思い出した。サムライは学校の制服を着ながら



「もう少ししたら出かけるからな」



昨日ヘルメット軍団の悪ガキらにからんでたとは思えないような気もするが。



「え……そお…」



間の抜けた返事しか出ない


(…サムライも制服着たり登校するんだあ…)



論点がずれすぎてるようにも気もするけど。これがわたしの今実感したことだ。


聞けばサムライの通う学校の夏休みの登校日だそうだ。わたしは彼が出かけたら入り口のシャッターをおろしてお留守番だ。



「行ってくるぜ」



洗濯して乾いたキャミワンピを着て昨日買ってくれたクロックサンダルをはいてサムライを見送る。



「うん、行ってらっしゃい」


なんか、なんかカレカノみたいなやりとり〜。



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