触って、七瀬。ー青い冬ー
第8章 初夜の残像
僕は翔太さんを引っ張って、スーツ売り場の更衣室に連れ込んでキスをした。
「はぁっ、んっ…」
誰も来るはずがない。
来たっていい。
僕に失うものなんてないし、
翔太さんだって多分気にしてない。
「入れて、入れて」
僕は翔太さんの首にしがみつきながら囁いた。
翔太さんの耳を犯した。
自分がされて嬉しかったことをした。
翔太さんも喜んだ。
翔太さんが僕のパンツを下ろして、押し込んだ。
もうローションはいらない。
「はぁっ、あっ」
「とろとろじゃん、夕紀」
翔太さんは僕を開発した張本人。
気持ちよくないわけがない。
「んんっ、そこ…もっと」
例の、良いところ。
「凄い敏感になってる、ここ」
翔太さんはやっぱり、わかってる。
やる相手なら、経験した人数が多ければ多いほど良い。もう、パターンを知ってるから。
「はぁっう、ああっん、いいっ、いい」
「夕紀、声でかいよ」
「んぁ…あっん、んっ」
翔太さんが僕の口に指を突っ込んだ。
「んっ…んぐぅ」
「はぁっ、はぁ」
翔太さんはじっくりと責めた。
押し付けたまま、ぐりぐりと赤い果実を美味しそうに味わっていた。
ただ押し付けられてるだけなのに、
すごく感じた。足が震えて立てなくなった。壁に手をついてなんとか立った。
翔太さんが突き上げる。
気持ちいい…
カリが擦れた。
くの字に反りたってる棒が、
お腹の壁に突き刺さりながら擦れる。
ずりずり、強く擦れる。
痺れてしまう。
頭の中、気持ちいいしかない。
気持ちいい…
僕の鳴き声はかわいいって。
「あぁんっ、ああっ」
だから僕は声を我慢できない。
翔太さんは僕の耳を責めまくった。
「はあぁ、だめ、だめ…んっやぁあ」
「きゅんきゅん締まってるよ?」
「うんっ、いい…気持ちいい」
「こんなとこでやって感じてるの?おしりの穴でいきそう?」
「いきそ…ふぁ、くるぅ…」
甘えさせてくれる翔太さんが大好きだ。
「俺のでイってるやらしい顔見せて?」
「んぁあっ、いっくぅ…いき、ます…」
翔太さんはキスをして口を塞いだ。
「んんんんんっ」
キスをしながら、翔太さんの舌に犯されながらいった。気持ちよかった。
犯されるのが良かった。
いきながら腰を振って擦り付けていた。