take a breather
第20章 I seek
ついさっきまで乱れていた翔くんが急に静かになった
抱きしめていた体を離し、顔を覗き込むと閉じられている瞼
その目尻からは涙が流れてた
「ごめん…やり過ぎた…」
流れる涙を親指で拭くと
睫毛を揺らしながらゆっくりと瞼が開く
「ん…さ、としく…」
ぼーっとした視線…
俺を呼ぶ声も聴きとるのがやっとなくらい掠れてる
「大丈夫?…じゃないよな…ごめん…」
「ほんとだよ…もぉ…」
呆れた感じの返答
俺が悪いとはいえ
早速の別れ話はやめて欲しい…
「あの…どうすれば許してくれる?」
今はとにかく翔くんに機嫌を直して貰わないと
「キス」
「へっ?キス?するの?今?」
「ほんとはさっきがよかったけど
今日はもうこれ以上は無理だから…
だから、今でいいよ」
さっき?…あぁ、そっか…
「翔くん、キスしながらイクの好きだもんな…」
ボソッと呟くと翔くんの顔が紅く染まる
「そういうのは口に出さなくてよろしいっ」
「ごめん…」
翔くんを優しく抱きしめ
顔を近づけていくと翔くんが目を閉じた
何度か啄ばむようなキスをして
翔くんにお伺いをたてる
「これでいい?」
「うん。満足」
嬉しそうに笑う翔くん
良かった…いつもの翔くんの笑顔だ
今度はぎゅっと抱きしめた
抱きしめていた体を離し、顔を覗き込むと閉じられている瞼
その目尻からは涙が流れてた
「ごめん…やり過ぎた…」
流れる涙を親指で拭くと
睫毛を揺らしながらゆっくりと瞼が開く
「ん…さ、としく…」
ぼーっとした視線…
俺を呼ぶ声も聴きとるのがやっとなくらい掠れてる
「大丈夫?…じゃないよな…ごめん…」
「ほんとだよ…もぉ…」
呆れた感じの返答
俺が悪いとはいえ
早速の別れ話はやめて欲しい…
「あの…どうすれば許してくれる?」
今はとにかく翔くんに機嫌を直して貰わないと
「キス」
「へっ?キス?するの?今?」
「ほんとはさっきがよかったけど
今日はもうこれ以上は無理だから…
だから、今でいいよ」
さっき?…あぁ、そっか…
「翔くん、キスしながらイクの好きだもんな…」
ボソッと呟くと翔くんの顔が紅く染まる
「そういうのは口に出さなくてよろしいっ」
「ごめん…」
翔くんを優しく抱きしめ
顔を近づけていくと翔くんが目を閉じた
何度か啄ばむようなキスをして
翔くんにお伺いをたてる
「これでいい?」
「うん。満足」
嬉しそうに笑う翔くん
良かった…いつもの翔くんの笑顔だ
今度はぎゅっと抱きしめた