
take a breather
第23章 証
〈翔サイド〉
「おっ、そろそろ夕食の買い出し行ってくるわ」
「なら、俺も一緒に…」
智さんに甘えてずっと何もせずにいるし、買い物ぐらい出掛けたい
それなのに…
「ダメ。今日は全部俺がやるって言っただろ?」
「でも…」
買い物まで智さんひとりに行かせちゃうなんて…
それに、ひとりで待ってるのちょっと寂しい
智さんがニコッと微笑む
「すぐに戻るから、ブルーとふたりで仲良く留守番してろ
あっ!でもキスはするなよ?」
「え…?キス…?」
誰と?
「さっきしてただろ?
お前にキスしていいのは、俺だけだから」
俺にキスして立ち上がった智さん
ブルーに舐められてたやつを言ってる?
だからさっきキスした時、ちょっとだけ不機嫌そうだった?
本気か冗談かわからないけど
ブルー相手にヤキモチ妬くなんて…
嬉しくて照れ臭い
「じゃあ、行ってくるな」
「い、いってらっしゃい…」
ブルーを膝に乗せソファーに座る
「はぁ……」
智さんに愛されてる事は嬉しい…
だけど不安にもなるんだ
「ねぇ、ブルー…智さんは俺のどこがそんなに好きなんだろう…」
「ミィ〜?」
あんなに素敵な人が、数多くの人間から俺を選んでくれた事だって不思議で仕方ないのに
『ずっと一緒』って言葉を信じたいと思う一方で
愛され過ぎると、いつか飽きられてしまうんじゃないかって不安が纏わりつく…
「愛されてるのが怖いなんて、贅沢な悩みだよね」
「ミャア〜」
「おっ、そろそろ夕食の買い出し行ってくるわ」
「なら、俺も一緒に…」
智さんに甘えてずっと何もせずにいるし、買い物ぐらい出掛けたい
それなのに…
「ダメ。今日は全部俺がやるって言っただろ?」
「でも…」
買い物まで智さんひとりに行かせちゃうなんて…
それに、ひとりで待ってるのちょっと寂しい
智さんがニコッと微笑む
「すぐに戻るから、ブルーとふたりで仲良く留守番してろ
あっ!でもキスはするなよ?」
「え…?キス…?」
誰と?
「さっきしてただろ?
お前にキスしていいのは、俺だけだから」
俺にキスして立ち上がった智さん
ブルーに舐められてたやつを言ってる?
だからさっきキスした時、ちょっとだけ不機嫌そうだった?
本気か冗談かわからないけど
ブルー相手にヤキモチ妬くなんて…
嬉しくて照れ臭い
「じゃあ、行ってくるな」
「い、いってらっしゃい…」
ブルーを膝に乗せソファーに座る
「はぁ……」
智さんに愛されてる事は嬉しい…
だけど不安にもなるんだ
「ねぇ、ブルー…智さんは俺のどこがそんなに好きなんだろう…」
「ミィ〜?」
あんなに素敵な人が、数多くの人間から俺を選んでくれた事だって不思議で仕方ないのに
『ずっと一緒』って言葉を信じたいと思う一方で
愛され過ぎると、いつか飽きられてしまうんじゃないかって不安が纏わりつく…
「愛されてるのが怖いなんて、贅沢な悩みだよね」
「ミャア〜」
