
take a breather
第24章 むかえに行くよ
「でもしょうがないわよねぇ…
あの頃の翔ちゃん、お人形さんのように可愛かったもの」
俺たちの話を聞いていたのか
母ちゃんが、運んで来た飯をダイニングテーブルに置きながら、話に入ってきた
「確かになぁ…あの可愛らしさなら間違えても仕方ないかぁ」
「てかさ、結婚するって言った時に、誰か間違えを訂正しようとか思わなかった?」
「ん?なんだ智、お前若いクセに頭堅いな」
「ほんと、意外ね…」
父ちゃんも母ちゃんも俺の顔をマジマジと見つめる
「何がだよ」
「父ちゃんも母ちゃんも、お互いが好きならいいか、って話してたんだぞ?」
「母さんも、あんな可愛い子ならお婿に迎えてもいいかな、って
大きくなったら、絶対イケメンに育つと思ってたし」
「へ……はっ?えっ?ちょっと待てっ…
まさかっ父ちゃんたち、俺たちが男同士でも結婚して良いと思ってたのか⁈」
「あぁ、思ってたよな?母さん」
「えぇ。思ってたわよ?」
「なんで…?」
驚き過ぎてそれ以上言葉にならない…
「だってぇ、可愛かったんだもの
ふたりが手を繋いで遊んでる姿…
そんなふたりが『結婚する』って言って来たら、ダメって言えないじゃない?親として」
いや…普通親なら止めるだろ…
まだ幼稚園児だそ?その時点で止めて、正しい道へ導けよ
離れて暮らしてたからいいけど
近くに住んでてそのまま成長したら、どうするつもりだったんだよ…
高校生になった今でも、もしかすると恋人同士…なんて事、あったかも知れないんだぞ?
基本、自由主義な親なのはわかってたけど
我が親ながら、恐ろしい事を言う
あの頃の翔ちゃん、お人形さんのように可愛かったもの」
俺たちの話を聞いていたのか
母ちゃんが、運んで来た飯をダイニングテーブルに置きながら、話に入ってきた
「確かになぁ…あの可愛らしさなら間違えても仕方ないかぁ」
「てかさ、結婚するって言った時に、誰か間違えを訂正しようとか思わなかった?」
「ん?なんだ智、お前若いクセに頭堅いな」
「ほんと、意外ね…」
父ちゃんも母ちゃんも俺の顔をマジマジと見つめる
「何がだよ」
「父ちゃんも母ちゃんも、お互いが好きならいいか、って話してたんだぞ?」
「母さんも、あんな可愛い子ならお婿に迎えてもいいかな、って
大きくなったら、絶対イケメンに育つと思ってたし」
「へ……はっ?えっ?ちょっと待てっ…
まさかっ父ちゃんたち、俺たちが男同士でも結婚して良いと思ってたのか⁈」
「あぁ、思ってたよな?母さん」
「えぇ。思ってたわよ?」
「なんで…?」
驚き過ぎてそれ以上言葉にならない…
「だってぇ、可愛かったんだもの
ふたりが手を繋いで遊んでる姿…
そんなふたりが『結婚する』って言って来たら、ダメって言えないじゃない?親として」
いや…普通親なら止めるだろ…
まだ幼稚園児だそ?その時点で止めて、正しい道へ導けよ
離れて暮らしてたからいいけど
近くに住んでてそのまま成長したら、どうするつもりだったんだよ…
高校生になった今でも、もしかすると恋人同士…なんて事、あったかも知れないんだぞ?
基本、自由主義な親なのはわかってたけど
我が親ながら、恐ろしい事を言う
