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「あー！あれイイ！ニノちゃんっ、俺たちもあれやろ！」

「せっかくいい雰囲気だったのに
邪魔してんじゃないよ…ばか…」

相葉ちゃんとニノの会話が聞こえ、恥ずかしくなる…

ふたりで一本の花火握ってんだから
見方によっては、イチャついてるように見えなくもない

それにこの体勢？
翔くんが花火を怖がって腕を伸ばし切ってるから
背後から近付いた俺は、翔くんの背中に密着状態

花火が終わり、慌てて体を離した

「つ…次は、細いやつ選びなよ？」

動揺して、どもってしまった

「う…うん…ありがと、智くん…」

翔くんから終わった花火を受け取り、バケツに入れに行く

バケツの近くにいた松潤がポツリと呟いた

「可愛いな、翔くんって…」

「えっ？」

「翔くんが智の事好きじゃなかったら
俺、いってたなぁ…」

松潤が、花火を楽しんでる翔くんを見つめる

松潤だったらお似合い…そう思ってた筈なのに…

もし、俺が翔くんの想いを受け入れられなかったと松潤が知ったら
松潤は、翔くんを好きになって本気で狙いにいく？

いや、もしかすると
既に好きになってる可能性もあるのか…

優しい眼差しで翔くんを見つめる松潤の言葉に、胸が騒めいた