無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

風呂から上がってきたニノは、ヨレヨレのTシャツとスエットのハーフパンツ姿

「相変わらずのファッションだな…」

「俺は潤くんと違って、見た目より着心地重視なんでね」

「ニノちゃんは、何着ても可愛いから大丈夫」

「惚れた欲目だな…」

ニマニマ顔の相葉ちゃんとニヤニヤ顔の松潤

「相葉さんっ！変な事言わないでよっ」

ニノが紅いのは、風呂上りのせいだけじゃねぇな

「え〜、いいじゃ〜ん
もうみんなに俺たちの事、報告しちゃったし〜」

「はっ⁉︎なんで勝手に」

「ニノ…どうせ時間の問題だよ
雅紀が隠し通せる訳ないだろ？」

「それに、俺が言う前に、潤ちゃんにバレたしね〜」

「な、な、なんでっ…」

「わかりやすいんだよ、お前らふたりとも…
あ、言っとくけど、俺がわかったのは、ニノが変わったからだからな？
雅紀の責任じゃないぞ？」

え…ニノなんだ…あれのどこで…

「え？俺？どうして…」

ニノも不思議みたいだ
松潤を見て、呆然としてる

「雅紀の言葉に対して、過剰反応しすぎ…
今までだったら、スルーしてた言葉にも言い返してる
さっきの『可愛い』に対してもそう…
あんなに顔紅くしてたら、嫌でもわかるって」

「あ……」

また紅くなったニノ

そういう事か…
ニノが今まで以上に冷たいと思ったのは
相葉ちゃんが言う言葉に対して、全部反応しちゃってたからなんだ…

そこを見抜くとは、さすが松潤

「もうみんなにバレてるんだし
ニノが照れるのもわかるけど
せっかく付き合い始めたんだからさ
あんま雅紀の事、いじめんなよ？」

「う…うん…」

恥ずかしさゆえの反発か…
ニノらしいっちゃニノらしい