take a breather
第24章 むかえに行くよ
「何してるの?」
翔くんが男の子に声を掛けると
一瞬ビクッとしたその子が、顔を上げた
「あ…この花で、冠作りたいんだけど…」
男の子の足元には、無残に散ったシロツメグサの花
「作れないのか?」
俺がそう聞くと『うん…』と頷いた
「作り方、よく知らなくて…」
苦戦してるのは、足元の花たちを見ればわかる
でも、なんで作るのを諦めない?
こんな小さな子なら、諦めて帰りそうなものを…
「知らないのに、なんで作ろうとしたんだ?」
「…欲しいって言われたから…」
「誰に?」
翔くんが質問すると、恥ずかしそうに俯いた
「…隣のウチの子…」
頼まれ物なのか…じゃあ、すぐにはやめられないな
「そっか…じゃあ頑張って作らないとね
智くん、教えてあげて?」
「俺?」
四つ葉を探す手伝いはするつもりだったけど…
「だって僕、作り方知らないもん
だからお願い」
ニコッと笑って頼まれたら、断れないよなぁ…
「よっしゃ、やるかっ」
男の子の頭をくしゃっと撫で、隣に胡座をかいて座る
「ありがとう、お兄ちゃん!」
無邪気な笑顔でお礼を言われた
うん…たまには悪くないな
小さい子供と接するのも…
翔くんが男の子に声を掛けると
一瞬ビクッとしたその子が、顔を上げた
「あ…この花で、冠作りたいんだけど…」
男の子の足元には、無残に散ったシロツメグサの花
「作れないのか?」
俺がそう聞くと『うん…』と頷いた
「作り方、よく知らなくて…」
苦戦してるのは、足元の花たちを見ればわかる
でも、なんで作るのを諦めない?
こんな小さな子なら、諦めて帰りそうなものを…
「知らないのに、なんで作ろうとしたんだ?」
「…欲しいって言われたから…」
「誰に?」
翔くんが質問すると、恥ずかしそうに俯いた
「…隣のウチの子…」
頼まれ物なのか…じゃあ、すぐにはやめられないな
「そっか…じゃあ頑張って作らないとね
智くん、教えてあげて?」
「俺?」
四つ葉を探す手伝いはするつもりだったけど…
「だって僕、作り方知らないもん
だからお願い」
ニコッと笑って頼まれたら、断れないよなぁ…
「よっしゃ、やるかっ」
男の子の頭をくしゃっと撫で、隣に胡座をかいて座る
「ありがとう、お兄ちゃん!」
無邪気な笑顔でお礼を言われた
うん…たまには悪くないな
小さい子供と接するのも…