
take a breather
第25章 P・A・R・A・D・O・X
大野先生のアパートの前に車を停めて、3人で絵を運んだ
「俺もう行くな、車動かさないと」
二宮先生は絵を部屋の玄関に置いて、そのまますぐにUターン
「ありがとう、助かった」
大野先生が背中に向かって声を掛けると、手を振り応える
「櫻井くん、飲み物用意するから上がって?」
「え?でも、もうこんな時間ですから
俺もここで失礼します」
大野先生と一緒にはいたいけど、もう6時を過ぎている
こんな時間から飲み物なんて出して貰ったら、夕食の準備だってあるだろうに…
「迷惑かな?
もう帰らないと、ご家族が心配する?」
「いえ、家には連絡入れれば心配はしないと思いますけど
大野先生が大変なんじゃ…
もうすぐ夕食の時間でしょ?」
「そうだけど、手伝って貰ったのにこのまま帰すのも…
ならさ、ウチでご飯食べてかない?」
「えっ⁉︎いいんですか?」
「櫻井くんのお宅で許して貰えるなら、俺は全然大丈夫」
また先生の手料理が食べられる?
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
「うん、そうして?
それに完成した絵も見せたいし」
そうだった、文化祭が終わったら見せてくれるって言ってた
「やっと見られるんですね、あの絵の完成した物が」
大野先生のあとについて、部屋に上がる
「うん、ようやくね…
俺も決心がついたから」
「決心?」
あの絵は大野先生の心の中を描いたって言ってたけど
何かに対して心が決まったって事?
「俺もう行くな、車動かさないと」
二宮先生は絵を部屋の玄関に置いて、そのまますぐにUターン
「ありがとう、助かった」
大野先生が背中に向かって声を掛けると、手を振り応える
「櫻井くん、飲み物用意するから上がって?」
「え?でも、もうこんな時間ですから
俺もここで失礼します」
大野先生と一緒にはいたいけど、もう6時を過ぎている
こんな時間から飲み物なんて出して貰ったら、夕食の準備だってあるだろうに…
「迷惑かな?
もう帰らないと、ご家族が心配する?」
「いえ、家には連絡入れれば心配はしないと思いますけど
大野先生が大変なんじゃ…
もうすぐ夕食の時間でしょ?」
「そうだけど、手伝って貰ったのにこのまま帰すのも…
ならさ、ウチでご飯食べてかない?」
「えっ⁉︎いいんですか?」
「櫻井くんのお宅で許して貰えるなら、俺は全然大丈夫」
また先生の手料理が食べられる?
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
「うん、そうして?
それに完成した絵も見せたいし」
そうだった、文化祭が終わったら見せてくれるって言ってた
「やっと見られるんですね、あの絵の完成した物が」
大野先生のあとについて、部屋に上がる
「うん、ようやくね…
俺も決心がついたから」
「決心?」
あの絵は大野先生の心の中を描いたって言ってたけど
何かに対して心が決まったって事?
