
take a breather
第25章 P・A・R・A・D・O・X
智の背中に腕を回し、縋り付くように抱きついた
「どうした?」
心配そうに顔を覗き込む智を見つめる
「ん…ちょっと、感動…」
智はふっと頬を緩めると俺の事をきつく抱きしめた
「うん…そうだね。俺も感動した」
長かったもんね、俺たち…
出逢ってから、もうすぐ4回目の春を迎える
俺は智を好きだと気付くのに1年掛かったけど
智は出逢ったその日に俺を好きになってくれてたんだ
「ごめんね、3年も待たせて」
「違うよ、3年じゃない」
「えっ?」
智は少し体を離し、俺を見つめる
「俺たちは赤い糸で結ばれてるんだから
翔がこの世に生まれた日から出逢うのを待ってたんだよ?」
部屋に飾ってあるふたつの絵に目をやる
ふたりで描いた赤い糸の絵は、今では寝室に飾られている
「そっか…そうだよね
じゃあ18年、待たせてごめんね」
「んふっ、お詫びは体でな?」
「えっ…あっ!」
智が腰をぐるりと回した
「痛みは?」
ずっと入ったままでいたからか
違和感はだいぶ無くなってたし、痛みもそんなに感じない
「大丈夫」
「キツかったら言えよ?」
「うん」
智は体を起こし
繋がってる部分を確認しながら腰を引き、押し込んできた
ピクっとした俺の体
「痛む?」
「ううん、大丈夫
痛かったらやめてって言うから、イチイチ確認取らなくていいよ」
だって、痛いんじゃなくて気持ちイイんだもん
イチイチ『気持ちイイ』って答えるの恥ずかしいじゃん
「わかったよ。じゃあやめてって言うまでやめないからな?」
智がさっきよりも大きく腰を引いた
「んあっ…」
抜けていくだけでも気持ちイイ…
「どうした?」
心配そうに顔を覗き込む智を見つめる
「ん…ちょっと、感動…」
智はふっと頬を緩めると俺の事をきつく抱きしめた
「うん…そうだね。俺も感動した」
長かったもんね、俺たち…
出逢ってから、もうすぐ4回目の春を迎える
俺は智を好きだと気付くのに1年掛かったけど
智は出逢ったその日に俺を好きになってくれてたんだ
「ごめんね、3年も待たせて」
「違うよ、3年じゃない」
「えっ?」
智は少し体を離し、俺を見つめる
「俺たちは赤い糸で結ばれてるんだから
翔がこの世に生まれた日から出逢うのを待ってたんだよ?」
部屋に飾ってあるふたつの絵に目をやる
ふたりで描いた赤い糸の絵は、今では寝室に飾られている
「そっか…そうだよね
じゃあ18年、待たせてごめんね」
「んふっ、お詫びは体でな?」
「えっ…あっ!」
智が腰をぐるりと回した
「痛みは?」
ずっと入ったままでいたからか
違和感はだいぶ無くなってたし、痛みもそんなに感じない
「大丈夫」
「キツかったら言えよ?」
「うん」
智は体を起こし
繋がってる部分を確認しながら腰を引き、押し込んできた
ピクっとした俺の体
「痛む?」
「ううん、大丈夫
痛かったらやめてって言うから、イチイチ確認取らなくていいよ」
だって、痛いんじゃなくて気持ちイイんだもん
イチイチ『気持ちイイ』って答えるの恥ずかしいじゃん
「わかったよ。じゃあやめてって言うまでやめないからな?」
智がさっきよりも大きく腰を引いた
「んあっ…」
抜けていくだけでも気持ちイイ…
