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take a breather

第26章 君のために僕がいる

翔の吐き出したモノをティッシュで拭き取り、俺の吐き出したモノをゴムを外して処分する

その間も翔は俺から目を離す事なく
作業が終わると、少し位置をずれ、俺の寝る場所を空ける
そこに横になると、肩口にすり寄って来た

翔の方に顔を向けると、翔は首を伸ばしチュッとキスをしてくる

「ふふっ、なに?2戦目のお誘い?」

「ち、違うよっ…綺麗にしてくれたから、お礼のキス」

「なんだ、残念…」

「……2戦目は、少し休んでからね」

恥ずかしそうに視線を伏せ、2戦目に応じてくれる

まぁ、一回で終わったためしなんかないけど…

「いいよ。予定よりも早くパーティー切り上げて来たからな?時間はいくらでもある」

翔の肩に腕を回し抱き寄せ、お返しのキスをする

明日の予定は家探しと、土産を買いに行くのみ
今朝みたいに無理矢理翔を起こす必要もない

「その代わり、今夜は『もう無理』っていうまで付き合えよ?」

「…うんっ」

翔は俺の胸に顔を埋め小さく頷く

翔からお許しを貰った俺は
明け方近くまで、一切手加減する事なく翔を愛し、翔もそれに応えてくれた

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