
take a breather
第26章 君のために僕がいる
カフェで早めのランチを取り
住む部屋を早々に決めたのち、俺たちは買い物に繰り出した
「本当にあの部屋で良かったのか?」
目的のショップ内を彷徨きながら翔に聞いた
「うん。智くんは他の部屋の方が良かった?」
「いや、俺は翔が良いと思う所ならどこでも良いと思ってたから問題ない
ただ翔が即決したから、買い物の時間とか気にして急いで決めちゃったのかな、って」
「違うよ?最初からあの部屋が良いと思ってたの
でも実際の部屋を見てからじゃないと、と思ってて
見てみたら思ってたより良かったから、すぐに決めちゃった」
「それならいいんだけど」
「あっ!あった潤くんの頼まれ物」
翔がボトルを手に取る
「何それ?」
「香水だよ?」
「香水?そんなの日本で買えばいいじゃん」
わざわざ土産で頼まなくても…
「これは潤くんの愛用品なんだけど、日本じゃ売ってないんだ」
「はっ⁈日本で売ってないものを愛用してんの?」
「そう。潤くんらしいよね
こだわりが強いって」
「だな。俺はそもそも香水になんて興味がない」
「ふふっ、だよね〜。智くんから香水の香りした事ないもん。だから安心」
「安心?なにが?」
「…誰かに移り香貰ったら、すぐにわかるから」
移り香?
どういう事か聞こうと翔を見ると、翔は真っ直ぐな目で俺を見つめてた
あ〜、そういうこと
本当可愛いやつ…
俺が、翔以外の人に触れる事なんてないのわかってるクセに
でも疑ってる訳じゃないんだ
翔は聴きたいだけ
だから俺はそれを言葉にして伝える
「俺が移り香を貰う相手は、翔だけだよ」
それを聴いた翔は嬉しそうに微笑んだ
住む部屋を早々に決めたのち、俺たちは買い物に繰り出した
「本当にあの部屋で良かったのか?」
目的のショップ内を彷徨きながら翔に聞いた
「うん。智くんは他の部屋の方が良かった?」
「いや、俺は翔が良いと思う所ならどこでも良いと思ってたから問題ない
ただ翔が即決したから、買い物の時間とか気にして急いで決めちゃったのかな、って」
「違うよ?最初からあの部屋が良いと思ってたの
でも実際の部屋を見てからじゃないと、と思ってて
見てみたら思ってたより良かったから、すぐに決めちゃった」
「それならいいんだけど」
「あっ!あった潤くんの頼まれ物」
翔がボトルを手に取る
「何それ?」
「香水だよ?」
「香水?そんなの日本で買えばいいじゃん」
わざわざ土産で頼まなくても…
「これは潤くんの愛用品なんだけど、日本じゃ売ってないんだ」
「はっ⁈日本で売ってないものを愛用してんの?」
「そう。潤くんらしいよね
こだわりが強いって」
「だな。俺はそもそも香水になんて興味がない」
「ふふっ、だよね〜。智くんから香水の香りした事ないもん。だから安心」
「安心?なにが?」
「…誰かに移り香貰ったら、すぐにわかるから」
移り香?
どういう事か聞こうと翔を見ると、翔は真っ直ぐな目で俺を見つめてた
あ〜、そういうこと
本当可愛いやつ…
俺が、翔以外の人に触れる事なんてないのわかってるクセに
でも疑ってる訳じゃないんだ
翔は聴きたいだけ
だから俺はそれを言葉にして伝える
「俺が移り香を貰う相手は、翔だけだよ」
それを聴いた翔は嬉しそうに微笑んだ
