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take a breather

第26章 君のために僕がいる

松潤の香水を購入し、相葉ちゃんとニノの土産を探す

「お揃いって言ったら
やっぱりアクセサリーか?」

「うん。お揃いで身に付けて欲しいからアクセサリーがいいな」

「思いつくのは指輪だけど…」

「それはダメだよ
指輪はちゃんと雅くんから贈ってあげないと」

「そういうもん?」

「そういうもん!
僕も智くんから貰った時、すーっごく嬉しかったんだから」

翔と俺の左手薬指には、お揃いのリングが嵌められている
普段仕事のある日につける事は出来ないけど、休日には必ずつけている

就職して初めてのクリスマスに、お互いにプレゼントし合った思い出の品

確かに、ペアリングは思い出として記憶に残る
それなら俺たちからの土産じゃなく、恋人からのプレゼントの方がいいよな

「なら、何にする?」

「んーどうしよう…和くんって、全くアクセサリーつけないから
あまり派手じゃない方がいいんだけど…」

翔が売り場をキョロキョロと見て回る

「あっ、これいいかも」

翔が立ち止まったのは、レザーのブレスレットの前

「お?いいじゃん
それなら、ニノもつけてくれんだろ」

「だよね。名前も入れて貰えるし、これにしようかな」

「相葉と二宮?」

「こういう時は『Masaki』と『Kazunari』でしょ」

「ははっ、そっか
で?どれにする?色々あるけど」

「細い方がいいかな?
和くん、小さくて可愛らしい手してるから」

「翔の手は、指が長くて綺麗だからコレかな?」

翔に似合いそうなブレスレットを指差した

「今は僕じゃなくて、和くんでしょ?
智くん、真剣に選んでよ」

そう言いつつも、嬉しそうな翔

ふたりのブレスレットを選んだあと
結局、俺の選んだブレスレットをお揃いで購入した
もちろんふたりの名前入りで…


その日の夜は、ブレスレットをつけたまま愛し合った

裸にブレスレットだけってのも、艶っぽくっていい興奮材料

三日間立て続けに翔を抱いて、さすがに俺も疲れが出たか
いつもより早めの就寝となった

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