take a breather
第27章 Turning Up
「はぁ…」
こんな派手派手な場所…
思わず溜息が出てしまう
「そんな嫌そうな顔するなよ
ほんのひととき、イイオトコたちに囲まれて楽しもうってだけだろ?」
「だから、それが楽しめないんだって…
僕の好み知ってるじゃん」
僕は心落ち着く静かな場所が好きなんだ
人もまた同じ…
「あのねぇ…そもそも智の好みが難しいんだよ
可愛い人がいいなんてさ、俺たちより可愛い人なんてそんないないから
ここで言うと侑李くんぐらいかな、俺たちより小柄な子」
「侑李くん?」
「ほら、あの子」
ニノがひとりのホストを指差す
確かに僕たちより小柄で可愛らしいけど…
「僕がいつも言ってる『可愛い人』は見た目の事じゃなくて、性格の事だよ」
「性格が可愛い?
それこそ難しいんじゃないの?
元々智ってノーマルの人を好きになる確率高いじゃん
智自身が押せ押せの性格じゃないのに、相手に可愛いさ求めてたら上手くいかないって
せめて冒険心があるような人選ばないと、ノーマル落とすのは難しいよ?」
わかってるよ、そんな事…
今まで付き合った人は、向こうから告白してきた同性愛者…
僕から好きになった人とは一度も付き合った事がない
僕が好きになる人は、女の子が好きな人だから
だから、今回は嬉しかったんだ
例え『友達から始めよう』と言われても、僕の気持ちを受け止めてくれたから
普通は引かれちゃうもんね
ノーマルな人が男から告白されると…
「お待たせ、和」
「潤くん、また来ちゃった」
ニノが『潤くん』と呼んだ人は、顔の作りが濃く、さっきのケンティーくん以上にギラギラオーラが凄い
モロ、ニノの好みだ…
そりゃそんだけの笑顔が出ちゃうよね
「ねぇ、潤くん。後ろの人、初めて見るけど…」
潤くんの濃さに気を取られて目がいかなかったけど、その後ろに控えてる人がいた
「あぁ、昨日入った新人
俺のヘルプに付いて貰ってるんだ
ほら、ご挨拶して?翔」
潤くんに肩を抱かれて姿を見せた人は、ギラギラさは一切ない爽やかな美青年
「…タイプ」
「え?智?」
「あっ、ううん。何でもない」
思わず心の声が漏れちゃった…
こんな派手派手な場所…
思わず溜息が出てしまう
「そんな嫌そうな顔するなよ
ほんのひととき、イイオトコたちに囲まれて楽しもうってだけだろ?」
「だから、それが楽しめないんだって…
僕の好み知ってるじゃん」
僕は心落ち着く静かな場所が好きなんだ
人もまた同じ…
「あのねぇ…そもそも智の好みが難しいんだよ
可愛い人がいいなんてさ、俺たちより可愛い人なんてそんないないから
ここで言うと侑李くんぐらいかな、俺たちより小柄な子」
「侑李くん?」
「ほら、あの子」
ニノがひとりのホストを指差す
確かに僕たちより小柄で可愛らしいけど…
「僕がいつも言ってる『可愛い人』は見た目の事じゃなくて、性格の事だよ」
「性格が可愛い?
それこそ難しいんじゃないの?
元々智ってノーマルの人を好きになる確率高いじゃん
智自身が押せ押せの性格じゃないのに、相手に可愛いさ求めてたら上手くいかないって
せめて冒険心があるような人選ばないと、ノーマル落とすのは難しいよ?」
わかってるよ、そんな事…
今まで付き合った人は、向こうから告白してきた同性愛者…
僕から好きになった人とは一度も付き合った事がない
僕が好きになる人は、女の子が好きな人だから
だから、今回は嬉しかったんだ
例え『友達から始めよう』と言われても、僕の気持ちを受け止めてくれたから
普通は引かれちゃうもんね
ノーマルな人が男から告白されると…
「お待たせ、和」
「潤くん、また来ちゃった」
ニノが『潤くん』と呼んだ人は、顔の作りが濃く、さっきのケンティーくん以上にギラギラオーラが凄い
モロ、ニノの好みだ…
そりゃそんだけの笑顔が出ちゃうよね
「ねぇ、潤くん。後ろの人、初めて見るけど…」
潤くんの濃さに気を取られて目がいかなかったけど、その後ろに控えてる人がいた
「あぁ、昨日入った新人
俺のヘルプに付いて貰ってるんだ
ほら、ご挨拶して?翔」
潤くんに肩を抱かれて姿を見せた人は、ギラギラさは一切ない爽やかな美青年
「…タイプ」
「え?智?」
「あっ、ううん。何でもない」
思わず心の声が漏れちゃった…