take a breather
第27章 Turning Up
「その後、その幼なじみの子とは?」
「…話せてません」
「なんで?イジメはなくなったんでしょ?
元の関係に戻らなかったの?」
そう聞くと、翔くんは深刻な表情をする
「…彼女だけじゃありません…
それ以降、女子と話せなくなりました」
「えっ⁉︎なんで?」
「怖いんです…
俺と話したせいで、また見えない所で誰か傷つくんじゃないか、とか
俺の前ではいい顔してても、裏では何してるかわからないじゃないか、って疑うようになってしまって…
だから高校は男子校に…」
「そうだったんだ…」
幼なじみがイジメられていたことがよっぽど辛かったんだろうな…
女子全員と話せなくなるなんて
「今はどうなの?
少しは回復した?」
翔くんは苦笑いをして、首を横に振る
「全然…
大学は共学に進むしかなくて
同じゼミの子とか、話し掛けてくれるんですけど
3年間同世代の女子と話さなかったせいか変に緊張してしまって
女子と一緒にいる事自体が苦手になってしまいました
だからバイトも男性しかいないココでする事にしたんです」
「それって所謂、女性恐怖症?」
「なんですかね…
病院で診察して貰った訳ではないので、わかりませんが…」
まだ心が成熟しきってない時の経験が、強く残ってトラウマになっちゃったのか
「…話せてません」
「なんで?イジメはなくなったんでしょ?
元の関係に戻らなかったの?」
そう聞くと、翔くんは深刻な表情をする
「…彼女だけじゃありません…
それ以降、女子と話せなくなりました」
「えっ⁉︎なんで?」
「怖いんです…
俺と話したせいで、また見えない所で誰か傷つくんじゃないか、とか
俺の前ではいい顔してても、裏では何してるかわからないじゃないか、って疑うようになってしまって…
だから高校は男子校に…」
「そうだったんだ…」
幼なじみがイジメられていたことがよっぽど辛かったんだろうな…
女子全員と話せなくなるなんて
「今はどうなの?
少しは回復した?」
翔くんは苦笑いをして、首を横に振る
「全然…
大学は共学に進むしかなくて
同じゼミの子とか、話し掛けてくれるんですけど
3年間同世代の女子と話さなかったせいか変に緊張してしまって
女子と一緒にいる事自体が苦手になってしまいました
だからバイトも男性しかいないココでする事にしたんです」
「それって所謂、女性恐怖症?」
「なんですかね…
病院で診察して貰った訳ではないので、わかりませんが…」
まだ心が成熟しきってない時の経験が、強く残ってトラウマになっちゃったのか