
take a breather
第4章 途中下車
「相葉、お前ももう戻る時間だろ」
いつの間にか満席になっていた店内
全てのテーブルに料理は提供されていて、仕事がひと段落した二宮さんは雅紀と話しをしていた
「え〜、まだ和さんといたいのに〜」
「『え〜』じゃねぇよ。行くぞ」
「は〜い…じゃあね、和さん。愛してるよ」
へ!?雅紀、何言って…
「へいへい、俺は愛してないけどね」
驚く俺を他所に軽くあしらう二宮さん
「えぇ〜、そんなぁ〜」
雅紀がガクリと肩を落とした。
「じゃあニノ、ごちそうさん」
「まいどありっ」
雅紀の事を放置し会話を続けるふたり
どういう事?結構衝撃的な内容だと思うんだけど、なんでこんなにスルー状態?
「行くぞ、櫻井」
「え…あ、はい…あっ、お支払いは?」
「ん?もうしたよ」
俺が驚いてる間に済ませちゃったのか
「いくらですか?」
急いで財布を取り出した。
「あぁ、いいよ」
「えっ、でも…」
「今日は俺から誘ったんだからゴチする。
次は払って」
え…次?また一緒にランチ出来るってこと?
「はいっ、次はちゃんと払います」
社交辞令かもしれない…
でも、また誘って貰えるかもしれないと思うとそれだけでウキウキしてしまう
「相葉、置いてくぞ」
もう一度雅紀に声を掛けて歩き出す大野さんについて行った
「あっ、待ってくださいよ」
雅紀が小走りして俺の横に並んだ
「はぁ〜、和さん…」
雅紀が溜息を吐きながら呟いた
さっきの『愛してるよ』は本気なんだ。
いつの間にか満席になっていた店内
全てのテーブルに料理は提供されていて、仕事がひと段落した二宮さんは雅紀と話しをしていた
「え〜、まだ和さんといたいのに〜」
「『え〜』じゃねぇよ。行くぞ」
「は〜い…じゃあね、和さん。愛してるよ」
へ!?雅紀、何言って…
「へいへい、俺は愛してないけどね」
驚く俺を他所に軽くあしらう二宮さん
「えぇ〜、そんなぁ〜」
雅紀がガクリと肩を落とした。
「じゃあニノ、ごちそうさん」
「まいどありっ」
雅紀の事を放置し会話を続けるふたり
どういう事?結構衝撃的な内容だと思うんだけど、なんでこんなにスルー状態?
「行くぞ、櫻井」
「え…あ、はい…あっ、お支払いは?」
「ん?もうしたよ」
俺が驚いてる間に済ませちゃったのか
「いくらですか?」
急いで財布を取り出した。
「あぁ、いいよ」
「えっ、でも…」
「今日は俺から誘ったんだからゴチする。
次は払って」
え…次?また一緒にランチ出来るってこと?
「はいっ、次はちゃんと払います」
社交辞令かもしれない…
でも、また誘って貰えるかもしれないと思うとそれだけでウキウキしてしまう
「相葉、置いてくぞ」
もう一度雅紀に声を掛けて歩き出す大野さんについて行った
「あっ、待ってくださいよ」
雅紀が小走りして俺の横に並んだ
「はぁ〜、和さん…」
雅紀が溜息を吐きながら呟いた
さっきの『愛してるよ』は本気なんだ。
