take a breather
第4章 途中下車
「櫻井、明日は外回り行くから」
今日1日の仕事が終わり、片付けをしていると大野さんから明日の予定を告げられた
「外回りですか?」
「あぁ、今回のプロジェクトに協力してくれる関西商事に行く
これからちょいちょいお邪魔することになるからお前の顔見せも兼ねてご挨拶な」
「わかりました」
「それと…」
「はい?」
「これから飲みに行かね?
これから一緒に仕事していく上でお互いのこともっとよく知った方がいいかな、って」
これから大野さんと飲みに?
「あの…ふたりきり…ですか?」
「あ、うん。そのつもりだったけど
都合悪い?急だもんな」
大野さんは眉毛を下げ申し訳なさそうな顔をした
「あっ、いえっ…全然大丈夫です」
「無理じゃなくて大丈夫だぞ?
パワハラとか嫌だから」
「パワハラだなんてとんでもない!
是非ご一緒させてください
帰ってもどうせひとりで食事するだけですから」
そう言うと大野さんは表情を緩めた
「そうなんだ…櫻井って一人暮らし?」
「はい…実家は地方なんで」
「そっか、なら行くか」
「はいっ」
憧れの大野さんとふたりきりで飲みに行けるなんて、昨日までは想像すらしたことなかった
ランチの時は時間が短くてあまり込み入った話は出来なかったし…
大野さんとふたりきりの時間…何話そう…
今日1日の仕事が終わり、片付けをしていると大野さんから明日の予定を告げられた
「外回りですか?」
「あぁ、今回のプロジェクトに協力してくれる関西商事に行く
これからちょいちょいお邪魔することになるからお前の顔見せも兼ねてご挨拶な」
「わかりました」
「それと…」
「はい?」
「これから飲みに行かね?
これから一緒に仕事していく上でお互いのこともっとよく知った方がいいかな、って」
これから大野さんと飲みに?
「あの…ふたりきり…ですか?」
「あ、うん。そのつもりだったけど
都合悪い?急だもんな」
大野さんは眉毛を下げ申し訳なさそうな顔をした
「あっ、いえっ…全然大丈夫です」
「無理じゃなくて大丈夫だぞ?
パワハラとか嫌だから」
「パワハラだなんてとんでもない!
是非ご一緒させてください
帰ってもどうせひとりで食事するだけですから」
そう言うと大野さんは表情を緩めた
「そうなんだ…櫻井って一人暮らし?」
「はい…実家は地方なんで」
「そっか、なら行くか」
「はいっ」
憧れの大野さんとふたりきりで飲みに行けるなんて、昨日までは想像すらしたことなかった
ランチの時は時間が短くてあまり込み入った話は出来なかったし…
大野さんとふたりきりの時間…何話そう…