take a breather
第27章 Turning Up
「2日遅れたけど、誕生日おめでとー」
「ありがとう」
翔くんと日光観光を楽しんだ翌日
ニノに誘われて『journey』に2度目の来店
相変わらずキラキラしてて落ち着かない場所ではあるんだけど
誕生日のお祝いをしたいからって言われたら断れないよね
それに、ここには翔くんがいるし
「智さん、教えてくれれば良かったのに…
そしたら当日お祝い出来た…」
翔くんが眉毛を下げて残念そうな顔をする
「ごめんね、翔くん
言ったら翔くんに気を遣わせちゃうかと思って」
だって、一緒に旅行に行ってくれただけで十分だったから
それ以上の事をして貰いたいなんて、これっぽっちも思わなかった
「いいの、いいの。翔くん、気にしないで?
智にしてみれば、翔くん自身が誕生日プレゼントみたいなもんなんだから、ね?智?」
「うん。本当にそう
翔くんに『好き』って言って貰えた事が、何よりも嬉しい贈り物だよ?」
翔くんに僕の想いをちゃんと伝えたくて、翔くんを見つめた
「智さん…」
翔くんが僕の手を握って、見つめ返してくれる
「うわっ!あっま!」
ふたりで見つめ合ってたのに、ニノの大声に邪魔された
「もぉ、ニノ…」
ニノの方を見ると
潤くんとふたりで、お土産に買って来た水ようかんを食べていた
「なに?何か言いたいことでも?
『このようかん甘いね』って潤くんと話してただけでしょ?
別にふたりがゲロあまで、胸焼けするから見せつけんな、とは言ってないでしょ?」
「言ってないけど、今ので言ったも同然じゃん
いいでしょ、これくらい
ニノだって潤くんとイチャイチャしてるんだから
旅行だって、僕よりも潤くんのこと選んだくせにっ」
「そのおかげで翔くんとイチャイチャ出来たんだから、文句言われる筋合いないけど?
それとも何?
智は、俺と翔くん、どちらか片方としか旅行に行けないって言われたら、俺を選んでくれるわけ?」
「うっ…それは…」
今なら間違いなく翔くんを選ぶ
「ありがとう」
翔くんと日光観光を楽しんだ翌日
ニノに誘われて『journey』に2度目の来店
相変わらずキラキラしてて落ち着かない場所ではあるんだけど
誕生日のお祝いをしたいからって言われたら断れないよね
それに、ここには翔くんがいるし
「智さん、教えてくれれば良かったのに…
そしたら当日お祝い出来た…」
翔くんが眉毛を下げて残念そうな顔をする
「ごめんね、翔くん
言ったら翔くんに気を遣わせちゃうかと思って」
だって、一緒に旅行に行ってくれただけで十分だったから
それ以上の事をして貰いたいなんて、これっぽっちも思わなかった
「いいの、いいの。翔くん、気にしないで?
智にしてみれば、翔くん自身が誕生日プレゼントみたいなもんなんだから、ね?智?」
「うん。本当にそう
翔くんに『好き』って言って貰えた事が、何よりも嬉しい贈り物だよ?」
翔くんに僕の想いをちゃんと伝えたくて、翔くんを見つめた
「智さん…」
翔くんが僕の手を握って、見つめ返してくれる
「うわっ!あっま!」
ふたりで見つめ合ってたのに、ニノの大声に邪魔された
「もぉ、ニノ…」
ニノの方を見ると
潤くんとふたりで、お土産に買って来た水ようかんを食べていた
「なに?何か言いたいことでも?
『このようかん甘いね』って潤くんと話してただけでしょ?
別にふたりがゲロあまで、胸焼けするから見せつけんな、とは言ってないでしょ?」
「言ってないけど、今ので言ったも同然じゃん
いいでしょ、これくらい
ニノだって潤くんとイチャイチャしてるんだから
旅行だって、僕よりも潤くんのこと選んだくせにっ」
「そのおかげで翔くんとイチャイチャ出来たんだから、文句言われる筋合いないけど?
それとも何?
智は、俺と翔くん、どちらか片方としか旅行に行けないって言われたら、俺を選んでくれるわけ?」
「うっ…それは…」
今なら間違いなく翔くんを選ぶ