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「いいんじゃん？それで
前にも言ったけどさ、俺と智の友情は死ぬまで壊れないけど
愛情はいつまで続くかわからない
だったらさ、お互いそっちを優先させて今を楽しもうよ」

ニノとの友情が壊れないって言うのは嬉しい
でも、翔くんとの愛情はいつか壊れちゃうものなのかな…

そう考えただけで、哀しくなって俯いてしまう

「智さん」

翔くんの優しい声
この声も、今しか聴けない？

翔くんの顔を見上げた

「そんな顔しないで？
大丈夫。『愛情だって壊れない』って、ふたりで信じれば
俺たちの愛情も死ぬまで壊れないよ？」

「翔くん…」

そうだよね…ふたりがそう望めば、愛情だって簡単に壊れたりしないよね？

「智さん…」

ふたりで繋いだ手をしっかりと握りしめる

「けっ！あっま」

またニノの邪魔が…

「ニ…」
「和っ！」

馬鹿にしたような態度のニノに文句を言おうとしたら
潤くんが強めにニノを呼ぶ

ビクッとしたニノが、潤くんをチラッと見上げた

少し怒ったような表情の潤くん