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サロペットを購入したあと、メンズ服の店でセーターと、腕の逞しさを隠す為のボアフリースのジャケットを買った

「よしっ！これで来週のコーディネートは完璧！」

あのサロペットに合うモコモコの上着を見つけ大満足の俺

「本当にいいんですか？これだけで…
智さんの洋服も買いませんか？」

自分が着る服しか購入してないことに不満気味の翔

「いいよ。別に今、欲しいと思う服ないし」

「そうですか…」

余りにも残念そうな表情を見せるから、可哀想になってきた

翔にしたら、俺にプレゼントしたいんだもんな…

「ならさ、その服装の隣に並ぶのに相応しい服買ってよ」

「はい」

翔の顔に笑顔が戻る

次々と服を見ては俺に合わせる翔

「これ、どうですか？
中をカットソーや薄手のセーターとかで合わせれば、そんなにカチッとしすぎないでいいと思うんですけど」

翔が最終的に手にしたのは、ウール素材のグレーのジャケット
一枚持っていると使い勝手が良さそう

「ん…じゃあ、それにする」

「レジに行ってきますね」

満面の笑みでレジに向う翔
ようやく満足してくれたみたいで良かった