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take a breather

第28章 Welcome to our party

ニノの店に着くと店内には灯りは点いているが、ドアには『本日休業』のプレートが掛かっている

「ちわ〜」

挨拶しながら店に足を踏み入れると同時に『パンッ!パンッ!』と爆発音が鳴り響いた

「…へ?」

驚きのあまり、目を見開くと
目の前にはニノと相葉と潤…それに何故かブルーまで

「誕生日おめでとう、智さん」

「おめでとう、大野さん」

「おめでとうございます、大野さん」

「ナァ〜」

4人が順番にお祝いの言葉を口にする

「えっ⁉︎なんで⁈」

ニノがニコッと笑って話し出した

「櫻井さんからお誘いがあったんだよ
大野さんの誕生日パーティーを開くから来てもらえませんか?って」

「俺の所にも来た」

「だからね、料理は俺と松本さんで用意するから
櫻井さんは大野さんとデートしておいで、って言ったの」

「料理人がふたりいるのに、翔くんに料理させるのもね」

「悪かったな、休みのところ」

「たまにはいいよ。こうやってプライベートで集まるのも」

いつもは客として行くから、潤と飲むことは出来ないもんな

「で?なんでブルーがここに?」

「ブルーも家族ですからね
一緒にお祝いしたいと思って
智さんに会う前に連れてきて、預かって貰いました」

「なるほど…」

これで全ての謎がスッキリ

「で?どうだった?今日のデートは?」

ニノがニヤッと笑い、感想を聞いてくる

「おかげさまで、楽しめたよ」

「だろうなぁ…こんな美人とデート出来たら楽しいに決まってる」

潤が翔の真ん前に立ち、翔をしげしげと眺めた

「ちけぇよ…」

翔の腕を取り、後ろに引くと口を尖らせる潤

「いいじゃん、見るくらい
減るもんじゃないんだし」

「減らなくてもダメ」

「けち…」

「んだよ…」

「ほら、こっちに来て乾杯しようよ」

テーブル席から、シャンパンを手にしたニノに呼ばれる

「智さん、潤さん、行きましょ?」

ニコッと笑う翔と共に、3人でテーブル席へ向かった

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