take a breather
第4章 途中下車
メニュー表に視線を落とすと本当に和洋折衷
それどころか中華まである
でも、高級料理というよりは本当に家庭で食べるような料理ばかり
「何か食べたいものあった?」
「ん〜、どれも食べたい…」
家庭料理なんて暫く食べてないし
「ははっ…櫻井は食べるの好きなんだ」
「え…あっ…」
大野さんの問いに無意識に呟いてしまっていた
「すみませんっ」
「そんな謝るなよ
さっきも言っただろ?今は仕事抜き
折角のメシなんだから気楽に食おう?」
目を細め俺を見る大野さんの目が優しくて
俺は素直にコクンと頷いた
「さてと…じゃあ、何でも大丈夫なら潤に任せる?
メニューに載ってない今日だけの隠れメニューもあるから」
「はいっ、そうします」
大野さんはニコッと笑って頷くと、潤さんを呼んだ
「お〜い、潤」
「決まった?」
カウンター内で調理をしながらこちらを見る
「いいや、決まらん。お前に任せるから適当によろしく」
「りょ〜かい。
櫻井さん苦手なモノは?」
「ないです…
あっ、パクチーは駄目です」
「パクチー使った料理はないから大丈夫
ちょっと待っててね、うっまいモノ用意するから」
「はい。お願いします」
その間に大野さんがキンメの煮付けを小皿に取り分けてくれて、またまたその姿に見入ってしまう俺…
美味しいモノを食べるのも贅沢だけど、俺にとってはこの時間が何よりも贅沢。
それどころか中華まである
でも、高級料理というよりは本当に家庭で食べるような料理ばかり
「何か食べたいものあった?」
「ん〜、どれも食べたい…」
家庭料理なんて暫く食べてないし
「ははっ…櫻井は食べるの好きなんだ」
「え…あっ…」
大野さんの問いに無意識に呟いてしまっていた
「すみませんっ」
「そんな謝るなよ
さっきも言っただろ?今は仕事抜き
折角のメシなんだから気楽に食おう?」
目を細め俺を見る大野さんの目が優しくて
俺は素直にコクンと頷いた
「さてと…じゃあ、何でも大丈夫なら潤に任せる?
メニューに載ってない今日だけの隠れメニューもあるから」
「はいっ、そうします」
大野さんはニコッと笑って頷くと、潤さんを呼んだ
「お〜い、潤」
「決まった?」
カウンター内で調理をしながらこちらを見る
「いいや、決まらん。お前に任せるから適当によろしく」
「りょ〜かい。
櫻井さん苦手なモノは?」
「ないです…
あっ、パクチーは駄目です」
「パクチー使った料理はないから大丈夫
ちょっと待っててね、うっまいモノ用意するから」
「はい。お願いします」
その間に大野さんがキンメの煮付けを小皿に取り分けてくれて、またまたその姿に見入ってしまう俺…
美味しいモノを食べるのも贅沢だけど、俺にとってはこの時間が何よりも贅沢。