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take a breather

第5章 復活LOVE

収録が終わり、帰りの準備が終わった相葉ちゃんが翔くんの所に…

「翔ちゃん…」

不安そうな表情を浮かべる相葉ちゃん

これから俺と翔くんが話し合いをすることが心配なんだろうな

「大丈夫だよ。
智くんはわかってくれるから」

「ん…でも、俺たちのことで喧嘩はしないでね」

「ははっ、それはないから安心して」

翔くんが笑ってみせると相葉ちゃんにも笑顔が…

「だよね、翔ちゃんとおおちゃんが喧嘩なんかするわけないよね」

「うん…ちょっと話しするだけだよ」

相葉ちゃんは頷くと俺の方に来た

「おおちゃん…ごめんね」

「謝らなくていいって…翔くんが言うように少し話すだけだから」

「じゃなくてさ…おおちゃんも本当は翔ちゃんのこと…
それなのに俺たち…」

相葉ちゃん、気が付いてた?
俺たちのこと…

鈍感な俺がなんとなくふたりの気持ちわかってたんだ
他のメンバーが俺と翔くんのこと気が付いていても不思議はないか

「気にすんな…俺たちふたりで決めたことなんだから」

そう言うと、相葉ちゃんは眉毛を下げ哀しそうな顔をする

「俺が言うものおかしいんだろうけどさ…
おおちゃんにも幸せになって貰いたいよ?」

「ん、ありがとな…相葉ちゃん」

俺が幸せになれるかは、これからの翔くんとの話し合いで決まる

翔くんがどうしてふたりのことを黙認してるのか…その理由次第。

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