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take a breather

第6章 season

「うぅ〜」

「ごめん…」

翌朝起きると体に昨日以上の痛みが

ベッドから起き上がるのも辛い…

昨日は智のスイッチが入ってしまった
俺が入れちゃったのかもしれないけど…

その結果ひたすらイカされまくり
何回ヤッたか覚えてない
最後の頃は記憶さえ曖昧
やたらと気持ち良かったのは覚えてるけど…

「俺ひとりで迎えに行ってくるから、翔は寝てて」

申し訳なさそうに言う智

「うん…そうさせてもらう」

本当は一緒に行きたいけど
今 無理してこれからの遊びに参加出来ないのだけは勘弁して欲しい

折角 高校生活想い出作りの旅なのに

「じゃあ、いってくる」

「いってらっしゃい」

智を見送りソファーで横になり目を閉じる


眠りに落ちていたようで
人の気配で目が覚めた

「おはよ〜翔ちゃん」

目を開くとニヤニヤ顔の雅紀が俺を覗き込むように立っていた

「あ…おはよ…」

「大丈夫?翔ちゃん」

「智、無茶したんだって?」

ダイニングテーブルにはドリンクを飲んでくつろいでるカズと潤がいた

「おおちゃん反省してたよ
『翔に無理させた』って」

は⁈なに?智、みんなに昨日のこと話したの?

「さぁとぉしぃっ!」

「ん?」

怒りを込めて智を呼ぶと、キョトンとした顔で俺を見る

「みんなにナニ話してんだよっ!」

「なにって『昨日ヤリ過ぎたせいで翔が動けない』って話しただけだけど」

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