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take a breather

第6章 season

その日の午後は近場を観光して周り
夜食はそれぞれの自慢料理を作りプチパーティー

潤はパスタ、雅紀は餃子、カズは唐揚げ
料理が出来ない俺は野菜を盛り付けるだけのサラダ
智はデザートにチョコレートケーキを焼いた
みんな自慢料理と言うだけあって旨かった

その後、話は尽きなかったが
明日のことを考え早めに就寝することに
この日は俺と智もおとなしく眠りに就いた

翌日は少し足を伸ばして遊園地へ

久しぶりの遊園地だったんだけど
行ってみて気がついた

俺…遊園地、向いてない

高所恐怖症だから絶叫系は苦手だし
ビビリだからお化け屋敷も苦手…

でも、折角みんなで来たんだからと無理矢理に近い形で乗せられた

絶叫マシーンを降りては半分腰砕けになる俺
その度に智に支えられながら歩いた

お化け屋敷は徒歩で回るタイプの物だから智にしがみ付いてじゃないと歩けないし…

智はその状況に満足してるのか
ずっと笑顔を浮かべてた

そんな俺たちの姿を見て
『智を喜ばせる為にここに来たみたいだな』
なんて3人に揶揄われる始末…

確かにここだったら何の違和感もなく智とくっついていられる
俺がかなりヘタレな奴には見られてるだろうけどね

ここでの最後の夜…

智は昨夜、我慢をして寝たようで
この日は一切の手加減をしてくれなかった

激しく何度も揺さぶられた俺は意識を飛ばすように眠りに落ちた

最終日は朝からみんなで掃除と洗濯
シーツを乾かしている間に土産を買いに買い物へ

買い物から戻りベッドメイキングを済ませた俺たちは荷物を持って別荘を後にした

5日間の夏の思い出…
俺にとっては一生忘れられない5日間になった

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