take a breather
第6章 season
智が歌い終わると部屋の中が静まり返った
一瞬流れる微妙な空気…
そんな空気を雅紀が打ち破ってくれた
「もっ、もぉやだなぁ〜、おおちゃんてば
そんな歌い上げてくれちゃって」
「ホントホント、どんだけ歌い込んでんだって話だよな」
「大野さん、絵描き辞めて歌手にでもなったらいいんじゃない?」
「だよね、翔ちゃんもそう思わない?」
「え…あ、うん。そうだね」
「この後じゃ歌い辛いなぁ
雅紀、お前歌えよ」
「え?なんで俺?
松潤が歌えばいいじゃん」
「俺は嫌だよ、智との実力の差がバレる」
「俺だって」
「ごちゃごちゃ言ってないで歌えよ雅紀」
カズが雅紀の十八番を勝手に送信した
「あっ、カズ酷い〜」
「うるさいっ。ほら、俺も一緒に歌ってやるから」
カズは二本のマイクを持つと一本を雅紀に握らせた
「カズが一緒ならいっかぁ〜」
雅紀がご機嫌でマイクを構え
ふたりが歌い出すとようやく部屋の中が通常の空気に戻った
「ごめんな…」
智の声がふたりの歌声に掻き消された
でも、俺にはちゃんと届いたよ
あの歌に込められた貴方の想いも…
俺こそごめんね…
最後まで恋人として傍にいられなかった弱い俺を許して…
一瞬流れる微妙な空気…
そんな空気を雅紀が打ち破ってくれた
「もっ、もぉやだなぁ〜、おおちゃんてば
そんな歌い上げてくれちゃって」
「ホントホント、どんだけ歌い込んでんだって話だよな」
「大野さん、絵描き辞めて歌手にでもなったらいいんじゃない?」
「だよね、翔ちゃんもそう思わない?」
「え…あ、うん。そうだね」
「この後じゃ歌い辛いなぁ
雅紀、お前歌えよ」
「え?なんで俺?
松潤が歌えばいいじゃん」
「俺は嫌だよ、智との実力の差がバレる」
「俺だって」
「ごちゃごちゃ言ってないで歌えよ雅紀」
カズが雅紀の十八番を勝手に送信した
「あっ、カズ酷い〜」
「うるさいっ。ほら、俺も一緒に歌ってやるから」
カズは二本のマイクを持つと一本を雅紀に握らせた
「カズが一緒ならいっかぁ〜」
雅紀がご機嫌でマイクを構え
ふたりが歌い出すとようやく部屋の中が通常の空気に戻った
「ごめんな…」
智の声がふたりの歌声に掻き消された
でも、俺にはちゃんと届いたよ
あの歌に込められた貴方の想いも…
俺こそごめんね…
最後まで恋人として傍にいられなかった弱い俺を許して…