take a breather
第7章 コイゴコロ
「何する?」
ニノがカウンター越しに水の入ったグラスを置きながらオーダーを聞く
「俺はいつもの…
相葉は?何にする?」
「へ?」
「お前、ほんとどうしたんだよ
具合悪いのか?」
「あっ、いえっ、大丈夫です!」
「そうか?んじゃ、何する?メシ」
「この方が作ってくださるなら何でも食います!」
「「はぁ⁈」」
俺とニノの声がハモッた
「何言ってんの?コイツ」
若干呆れ気味のニノ
確かに『何言ってんだ?』とは思う
でも、初対面の客に向かって『コイツ』って…
ほんと、口悪りぃな…
「オムライス2つでいいよ」
「オッケー」
調理に取り掛かるニノを見続ける相葉
「はぁ〜」
「お前、マジで大丈夫か?ため息なんて吐いて
具合悪いなら無理に付き合うことないぞ?」
「全然無理なんかしてません!」
「そ、そうか…」
あまりの勢いに気圧された
「あの…大野さん
あの方の名前、ご存知なんですか?」
「あの方ってニノのこと?」
「ニノ?」
「うん、二宮和也
この店、ひとりでやってんだ
会社の奴らに教えてみんなに来られると忙しくなるだろ?
だからあんま教えたくなかったんだよ」
相葉が俺の手を両手で握りしめた
「ありがとうございますっ!」
「な、なにが?」
だから勢いが凄いんだって…
「この店連れてきてくれてありがとうございます
それと他の人に教えないでいてくれてありがとうございます」
「あ、うん…」
何故教えないことに礼を言われる?
ニノがカウンター越しに水の入ったグラスを置きながらオーダーを聞く
「俺はいつもの…
相葉は?何にする?」
「へ?」
「お前、ほんとどうしたんだよ
具合悪いのか?」
「あっ、いえっ、大丈夫です!」
「そうか?んじゃ、何する?メシ」
「この方が作ってくださるなら何でも食います!」
「「はぁ⁈」」
俺とニノの声がハモッた
「何言ってんの?コイツ」
若干呆れ気味のニノ
確かに『何言ってんだ?』とは思う
でも、初対面の客に向かって『コイツ』って…
ほんと、口悪りぃな…
「オムライス2つでいいよ」
「オッケー」
調理に取り掛かるニノを見続ける相葉
「はぁ〜」
「お前、マジで大丈夫か?ため息なんて吐いて
具合悪いなら無理に付き合うことないぞ?」
「全然無理なんかしてません!」
「そ、そうか…」
あまりの勢いに気圧された
「あの…大野さん
あの方の名前、ご存知なんですか?」
「あの方ってニノのこと?」
「ニノ?」
「うん、二宮和也
この店、ひとりでやってんだ
会社の奴らに教えてみんなに来られると忙しくなるだろ?
だからあんま教えたくなかったんだよ」
相葉が俺の手を両手で握りしめた
「ありがとうございますっ!」
「な、なにが?」
だから勢いが凄いんだって…
「この店連れてきてくれてありがとうございます
それと他の人に教えないでいてくれてありがとうございます」
「あ、うん…」
何故教えないことに礼を言われる?